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シャドウバースでロイヤルが使いたいけどどんなデッキが大会に通用するんだろうと思っている人いると思います。そんな方のために、今回は大会で通用するロイヤルのデッキはあるのか否か、考察していきます。
シャドウバースのロイヤルの特性
ロイヤルを使う前に、しっかりロイヤルの特性を理解しておく必要があります。 ロイヤルの特性は指揮官カードと兵士カードがあり、指揮官カードは兵士カードを基本的に補助するカードです。
指揮官が場にいれば強化される兵士カードもあれば、場にいる兵士カードのスタッツをファンファーレで上げる指揮官カードがあります。しっかりとこの２種類のカード特性を理解した上でデッキ構築を考えていきましょう。
シャドウバースのミッドレンジロイヤル
ミッドレンジロイヤルは、兵士フォロワーを指揮官カードで強化しつつ中盤から終盤に勝負を決める、ロイヤルの特性を最大限に活かしたデッキです。例えば乙姫で盤面いっぱいに広げた後に、セージコマンダーで強化し高打点を与えるといった感じに、兵士フォロワー中心のデッキです。
しかし、このデッキは盤面を取ることができますが、昨今、どのデッキにも全体除去カードがあるので、並べて１ターン場にさらしっぱなしになってしまうこのデッキは大会のみならず、ランクマでもあまり向かないです。
シャドウバースのコントロールロイヤル
コントロールロイヤルは、序盤、中盤に兵士フォロワーを並べ凌ぎつつ、終盤に大型の指揮官フォロワーで勝負を決めるデッキです。こちらのデッキは、指揮官カードをメインに使うデッキで、序盤は兵士カードの展開力でカバーする、先ほど紹介したミッドレンジロイヤルとは似て非なるものです。
フィニッシャーはロイヤルセイバー・アルベールで、進化権を9ターン目まで残しておけば最大10点を一気に与えることができます。アルベール自体は疾走がついているので、除去カードが通用しにくいです。守護以外の対策方法があまりないというのが最大のメリットともいえるでしょう。
また、旋風刃などの全体除去カードと組み合わせることで盤面も有利に取れます。しかし、大会で多く採用されるのは手札事故の少ないアグロやミッドレンジ系のデッキなので、手札の面で安定性が低いコントロールのデッキはあまりおすすめできません。
シャドウバースの大会においてのロイヤルまとめ
以上のことをまとめると
- ミッドレンジロイヤルは全体除去に弱い
- コントロールロイヤルは全体除去には対処できるが、安定性が低い
- 現環境は安定性が重視される
- どのクラスにも全体除去カードが多く採用されている
以上のことから、ロイヤルは大会、ランクマにおいても現環境では不遇の位置付けです。
裏を返せば、ロイヤルの対策をしているデッキが少ないので不意を付くことはできるかもしれません。しかし、シャドウバースの現環境においてはほかのデッキ対策をすれば、大抵ロイヤルのデッキ対策と同じような構成になってしまうので、意識しなくてもナチュラルに対策されてしまうのです。 大きな環境の変化がない限り、ロイヤルの活躍は見込めないでしょう。しかし、初期は天下を取っていたロイヤルです。今後の環境の変化に期待ですね。
